民主党 中野区議会議員 中村延子 なかむらのぶこ

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名義:中村延子後援会
2015.11.14

区長に予算要望を提出しました

11月13日(金)、中野区議会民主党議員団として中野区長へ予算要望を提出してまいりました。
内容は以下になります。



平成28年度中野区予算要望

区財政は、消費税増税や株高傾向などの影響により歳入が増え、平成26年度普通会計決算では各種指標に改善傾向が見られました。しかし、株価の先行きは不透明感を増しており、社会保障費の伸びも続くことが見込まれるため、引き続き財務規律を守っていく必要があります。
一方で、株高傾向・企業収益の改善が個人の可処分所得増に結びつかない状況が続いています。雇用についても、有効求人倍率は改善傾向にあるものの、正社員に限定すると未だ1倍未満であり、非正規雇用比率は4割を超えました。景気回復と言われても、多くの区民には実感が持てないというのが実際のところです。
このような区民の感覚・生活実態を十分に把握しつつ、区民の生活を支える施策、区の持続可能性を高める施策をしっかりと進める必要があります。
こうした観点から、民主党議員団は、下記の事項について平成28年度予算に反映されるよう要望します。 

        1. 公正・公平な中野を目指して 

          
・特別区民税、国民健康保険料をはじめ、すべての区債権の収納率向上
            差押えを基本とした滞納対策

            ・税金のムダづかいをなくすための事業評価手法の改善
            公共サービスのフルコスト計算による事務事業診断
            委託事業全般のコストと効果の検証と公開
            外部評価委員会の土日や夜間開催

   ・透明性のある持続可能な区政運営
   
予算編成過程の透明化
   
新区役所整備手法の検討内容の公開

   ・良質な公共サービスの提供
    「公共サービス基本法」を踏まえ、契約する民間企業・団体の労働条件の調査
   
上記の調査から、適正な労働条件確保のため、「公契約条例」の制定

  2.
子どもを産み育てたい中野を目指して

   ・妊娠・出産・子育てトータルケア事業の充実
   
対象者の状況変化に応じた切れ目の無い支援の実施
   
対象者の声の把握と事業内容改善への活用

   ・保育園・学童クラブの待機児童の解消と質の向上
   
研修制度の充実や保育士確保への取組み
   
 休日・一時・病時保育等の多種多様な保育ニーズへの対応

   ・地域力を活かした子育て支援の充実
   
生活圏内での乳幼児親子の活動の場の確保
   
子育て支援に取り組む地域の団体への支援

   ・公教育の充実
   
学力向上の取組みの強化(少人数指導・習熟度別指導)
   
体力向上の取組みの強化(部活動支援・外部指導員の一層の活用)
   
2学期制の検証
   
特別教室の冷房化、トイレの洋式化、および老朽化した学校施設全般の改修
   
国際理解教育の継続および充実(区内大学への留学生との連携など)
   
学校給食の公会計化の検討

  ・安心して子育てできる環境作りの推進
   
学校生活に課題を抱える児童生徒の支援(スクールカウンセラー・ソーシャルスクールワーカーの増員など)
   
巡回指導の充実をはじめとする手厚い特別支援教育
   
児童相談所の区への早期移管
   
子どもの貧困の実態把握と必要な対策の実施
   
子ども医療費助成制度の検証
   
少子化の原因を踏まえた出生率向上対策
   不妊治療の助成制度創設 

  3.安全・安心の中野を目指して

  
・自然災害等に対する脆弱性の克服と地域防災力の向上
   
密集市街地・狭隘道路の整備、オープンスペースの確保
   
木造住宅耐震改修助成制度の創設
   
高齢者・障害者世帯を対象とした耐震シェルターなどの設置費用助成の検討
   
災害協定締結団体との訓練の実施
   
災害時の区内在住外国人への情報提供体制の整備
   
学校現場での防災教育の充実
   
 実効性ある災害時避難行動要支援者への避難支援等の取組みの強化
   
一時避難所への案内標識の作成設置
   
避難所機能の充実
   
被災地復興支援の継続と、支援活動で得られたノウハウの区防災施策への活用

   ・公的支援を必要とする人を救う仕組みづくり
   
生活保護の適正支給と受給者への自立支援、就労のためのきめ細かな支援
   
生活保護の不正受給根絶と医療扶助のチェック徹底
   
ケースワーカーの負担軽減と現場体制の見直し

   ・地域包括ケア体制の確立
   
中学校区単位で基本的な福祉サービスが受けられる体制の整備
   
地域の人材資源や区内の民間事業者の積極的な発掘・活用
   
改正介護保険法施行に伴う介護サービスの維持・拡充
   
すこやか福祉センターを拠点としたアウトリーチによる支援の強化

   ・がん対策
   
子宮頸がん検診の細胞診とHPV検査の併用検診の実施
   
がん検診の受診対象者全員の受診券の送付
   
子宮頸がん検診および乳がん検診未受診者への受診勧奨事業の継続
   
受動喫煙防止施策の実施

   ・メンタルヘルス対策
   
メンタルヘルスの正しい知識の普及と相談機関の周知
   
自殺者数の減少傾向がみえない若年層に向けた取組みの強化

  4.住んでよかったと思える中野を目指して 

   ・住環境の基盤整備
   
ファシリティマネージメントの早期策定と、それと連動したデマンド交通の検討
   
中野駅西口と南北通路デッキ整備の着実な推進
   
西武新宿線連続立体交差化事業の着実な推進と野方以西への実現
   
東中野駅東口バリアフリーの着実な推進と実現
   
住民理解と空白期間を作らない新体育館整備
   
透明性を確保した新庁舎整備
   
地域理解を充分に踏まえた学校跡地利活用の取組み

   ・働く世代が余暇を楽しめる環境整備
   
街の緑化・美化の推進
   
キャッチボールができ・動物にもやさしい魅力と特色ある公園整備
   
図書館の蔵書の充実、学校図書館の地域開放
   
区民が文化・スポーツに親しめる環境作り

   ・地域や住民自身の活動の支援
   
改正NPO法に対応した、新寄付税制への条例改正
   
区民活動センターのあり方の検討
   
実効性のある商店会活性化支援

   ・国際交流の推進
   
幅広い海外自治体との交流と民間交流の支援 

   ・区民の区政参加促進
   
投票率向上に向けた取組みの強化
   
18歳選挙権実現を踏まえた主権者教育の実施
   
意見交換会・パブリックコメントの活性化